WORKS 01

牧の原の
ガレージハウス

ジャガーEタイプと
フェラーリP4の棲む家

静岡県牧の原のガレージハウスです。
ある日街中を走るジャガーEタイプを見て一目惚れ。建て主はオーナーを口説いて手に入れたEタイプに似合う邸を建てることになった。主役はEタイプをジェームズ・ボンドに見立て、可愛らしさを兼ね備えた賢いボンドガール役をミニに、ライバル役にフェラーリー・カリフォルニアを、ヒール役にアウディ、そしてボディガード役がゲレンデ。

家作りの注文時に施主から出てきたイメージはほぼこれだけで、あとは建築家(私)に任されての仕事となる。

前者(イギリス)のクルマのためにヴィンテージ専用ガレージを、後者のクルマのために近代車用ガレージを、その2つのガレージをL型に配置する。ガレージ横のゴルフルームでシュミレーションゴルフに熱を入れる。2階の和室で寛ぎ、春になると風になびくしだれ桜が窓の外を飾る。茶畑を望むキッチンが中心のリビング。夫婦で過ごす週末だけの邸。

どこで過ごしていてもEタイプに似合う佇まいが感じられる。最近でがフェラリーP4とジャガーEタイプが並ぶ。